ホットクック公式レシピの「無水メニュー」カテゴリーに、「キーマカレー」がある。
一部の食材を好みのものに変えたりと、公式レシピを少しアレンジしても美味しく作れるか試してみた。

揃えた野菜はトマト、玉ねぎ、黄パプリカ、長ナス、ゴーヤ。キッチンに色とりどりの食材が並ぶと楽しい気分になる。

ひき肉特売日だったようで、スーパーに着いたらほぼ売り切れ。レシピに載っていた合挽き肉ではなく、売り場に1パックだけ残っていた豚ひき肉を使うことにした。

カレールーは、GOLDEN CURRYの期間限定商品「バリ辛」をチョイス。売り場に行くといつも真っ先にこういう辛そうなルーがないか探してしまう。

まずは、ざく切りにしたトマトを投入。
完成時には形がなくなっているので、大きさの揃い具合などは気にせずざくざくと。

続いて玉ねぎ。これは粗いみじん切り。

炭火で焼いても食べても美味しそうな、立派な長ナス。ざく切りに。

黄パプリカを入れるとパッと明るくなる。大きめに切ると食感が残って楽しい。

ゴーヤは苦味を残したいので特に塩もみなどはせず、薄切りにして投入。

豚ひき肉を入れ、大きな塊にならないよう少しほぐす。
賑やかな色になってきた。これぞ夏野菜カレーの醍醐味。

ホットクックのレシピによると、カレールーは2皿分を使用とのこと。
カレールーの箱には4欠けで4~5皿分と書いてあったので、3欠け投入してみる。

ホットクック本体に容器をセットし、スマホで公式レシピを見ながら設定ボタンをぽちぽち。
む、レシピに書いてある「カレー・スープ1-3」がない……?

おおおおお!

私が見ていたレシピは、ホットクック最新機種KN-HT24Bのレシピではないか!大容量タイプの機種だ。
画面上のタブで機種ごとのレシピを切り替えるようになっていたことに今気付く。

私が持っている旧機種KN-HT99Aの方は……と恐る恐るレシピを見ると、食材の量も入れる順番も出来上がり時間も全然違う!ひゃー!

旧機種のレシピにある「市販のカレールー 4〜5皿分」という記載を見て、慌ててカレールーだけ追加で1欠け投入。
野菜はもうこのままでよしとしよう。そもそもレシピどおりの食材、分量ではなかったし。

それにしても、野菜の投入順まで新機種と旧機種で違うのはどうしてだろう。

最終的に今回の材料はこんな感じに。

【材料】
・トマト 1個
・玉ねぎ 1個
・黄パプリカ 1個
・長ナス 1本
・ゴーヤ 1/2本
・豚ひき肉 300g
・カレールー 4欠け(4~5皿分)

昔からそそっかしくて、料理の時にうっかりミスをすることはよくあった。
青椒肉絲を作るのに、「鶏がらスープ大さじ3杯」とレシピに書かれているところを「鶏ガラスープの粉末 大さじ3杯」にしてしまったり。(失敗と思いきや、お酒に合う味の濃さで意外といける、と当時は思った)

炊き込みご飯に醤油とみりんを入れ忘れたまま炊飯してしまい、慌てて後から調味料を混ぜ込んだり。(これはかなりの失敗だった)

でもまさか簡単お手軽なホットクックのレシピを間違えるなんて!と少しへこむ。

出来上がりまで約45分かかるので、気分転換に犬のお散歩へ。

散歩を終えて家のドアを開けると、カレーのいい香りが早速鼻先をくすぐる。
キッチンへ行き、ドキドキしながらホットクックの蓋を開けると。
ちゃんとキーマカレーが完成している!美味しそう!

ごはんはホールのクミンを少量振りいれて炊いた。
華やかな香りのクミンライスだ。

熱々のごはんに、キーマカレーをたっぷりかける。水分量もよい具合だ。
トマトの皮が少しだけ底に貼り付いていたので、だから旧機種のレシピだと玉ねぎを一番下にするのかなあと想像。でも問題ないレベル。

とろとろに溶け込んだ玉ねぎやトマトに、ごろごろと主張するパプリカ、長ナス、ゴーヤ。野菜好きにぴったりのキーマカレーになった。

顔が真っ赤になるような辛さも、暑くなり始めたこの季節にはぴったり。
豚ひき肉の甘みによって、ただ辛いだけではない複雑な味わいが生まれる。

沖縄で購入したドラゴンペッパーを振りかけると、さらに鮮烈な辛味が加わった。
バジルやオレガノなど、ハーブがブレンドされているので香りもぐっとよくなる。
もったいないから……と調味料や惣菜をあまり出さずにいた結果、使い切る前に賞味期限が来てしまうことが多いので、最近はじゃんじゃか使うことにしている。

キーマカレーに納豆を乗せると、辛味がぐっと中和される。
ねばりけによってまろやかになるのも、これはこれでとてもおいしい。

ひかるくんも食べるかな、と思ってごはんを1合炊いておいたが、結局炊いたごはんをぺろりと食べきってしまった。

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