前日に使ったパルミジャーノ・レッジャーノがまだ50gあまっているので、パスタに使ってみることにした。

少し絡めるだけなので、使ったのは10gぐらい。まだまだたくさんある。少量でも、存在感たっぷりの濃厚な香り。

夏なのでさっぱりと冷製パスタに。麺は1.4mmのものを茹でた。味付けは、オリーブオイル、すりおろしにんにく、海塩、あらびき黒胡椒。具材はミニトマト、生ハム、それからベランダでとれたバジル。生ハムの塩気がしっかり効いている。

バジルは猛暑を乗り越える間に葉が結構固くなってしまった。気づいたら蕾もついていたので、慌てて摘芯した。ばっさり切るのがなんだかもったいなくて、7cmほど。このもったいないお化けがうちのハーブを枯らすのです。間引くのがためらわれて最後には全滅してしまった可哀想なパクチーを思い出す。

固いバジルは、おばあちゃん家の畑で食べた採れたてのトマトのような味がした。土と太陽の味。ふんわりとバジル特有の甘い香りも感じられて嬉しい。

しおれて、慌てて水を上げて、復活して、しおれて、を繰り返した我が家のバジル。味わうと、なんだか生命力をわけてもらえた気がする。いじわるしてごめんね、わざとじゃないんだよ。ひかるくんによれば、コシヒカリも根を伸ばして丈夫にするため、田んぼから水を抜いたりするらしい。辛いことがあると強くなれるのは人間も一緒かな、なんて。

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