こんなに暑い日が続くと、一口でスタミナがぐーんと回復するようなこってりがっつりフードが食べたくなる。
どろどろ豚骨のこってりスープと、がっつり極太麺と言えば、思い出すのは無極。
日差しが照りつける住宅街をぺたぺた歩いて、数年ぶりに行ってきた。
数年前は豚骨魚介スープのつけ麺ばかり食べていたため、自分の中のつけ麺像が確立していた。ラーメンよりも味の濃いスープはパンチが効きつつも、ふわっと香る魚介による爽やかを併せ持つ。
そんなつけ麺に慣れていたので、初めて無極を食べた時には衝撃を受けた。
豚骨100%のスープは、まず味わいよりも何よりも、食感としてのどろりとした重さが際立つ。極太麺にまとわりつく豚骨。ビジュアルだけでも空腹を満たせそう。
麺は綺麗に盛り付けてあって、一見並盛りは「あれ、少ないかも…」という思いを抱かせる。
ところがところが。
半分ぐらい食べたところで、「あれ、私これ全部食べられるの…?」に変わる。
味玉はかなりしっかり味が染み込んだもの。
豚骨スープを、半分に割った卵の黄身の上に乗せて、ライスと一緒に食べるのがおいしい。
食べている途中、カウンターごしに店員さんが「お味はどうですか?濃すぎたら薄くできますからね!」と話しかけてくれる。
こうした気遣いは、数年前に訪れた時からまったく変わっていない。
帰る時に、店先で見送っていただいたりとか。
このつけ麺は、無極でしか食べられないな、と思う。身を浸したいほど濃厚な豚骨スープ。
今回も完食できてよかった。
少し歳をとったので、胃のキャパがぎりぎりになっていた。鍛えないと。
無鉄砲つけ麺無極 (つけ麺 / 野方駅、都立家政駅、沼袋駅)
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