夜になると少し涼しい。
あれほど楽しみにしていた夏もじきに終わるんだなあ、なんて感傷的な気分で目指す六本木。
五行がある辺りは数回しか足を運んだことがないけれど、入り組んだ道の角を曲がると唐突に甘酸っぱい恋の記憶に出くわしたりする。
タイムカプセルを掘り当てたみたいで少し嬉しかったり。
細道を抜けて、五行に辿りつく。
注文したのは、焦がしチャーシュー醤油ラーメン(1,100円)。
厚切りチャーシューが香ばしいスープを横断する贅沢な一杯。
スープだけでもビールが飲めてしまう。
店員さんおすすめのごまきゅうはごま油がガツンと効いていた。
食べ終わってしまうのが残念だなあと思う気持ちとは裏腹に、お箸を持つ手もビールグラスを握る手も動くのをやめないので困る。
深夜までお酒をちびちび飲みながら、ふかふかの椅子に座ってゆるりと過ごすのも楽しそう。
そんな夜の〆が焦がしラーメンだなんて最高。
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