日曜日、ヴァイオリンのレッスンまでまだ少し時間があったので、ひかるくんとラーメン茂木でお昼を食べることにした。お一人様やカップル、家族で店内はいっぱい。老若男女に愛されるラーメン、どんな味だろう。

しばらくして、二人がけのテーブル席に案内された。メニューを見ながらしばらく悩む。雲呑麺が美味しいと聞いた気がするけれど、金欠なので特製らーめんかな、なんて。250円しか違わないけれども。

一口目は、なんだか薄味に感じた。澄んだあぶらの層があたたかさをしっかり閉じ込めていて、一見こってりしているように見えるけれども、さっぱりとした口当たり。ひかるくんも「あれ、意外にあっさりめだね」と不思議そう。

細めの縮れ麺は柔らかく茹でられている。豪快に束ねて口に運ぶと、もちもち感を楽しめる。

食べ進んでいくと、茂木のラーメンの面白さがわかる。徐々にこってり具合が増していくのである。最初はあっさり醤油スープという印象を受けたけれども、食べ終わる頃には動物系の旨味が前に出て、こっくり濃厚な味わいだと感じられるようになっていた。飽きずに最後まで食べられる、絶妙な味のバランスである。初っ端からこってり街道を突き進まないところが良い。

たっぷりと脂ののったチャーシューはため息が出るほどやわらかい。テーブルには水ではなくお茶が置いてあり、口の中をさっぱりさせてくれる。卓上の豆板醤は辛味が強く、使うとスープにメリハリをつけられる。

お店を出て、どうしてライスを頼まなかったんだろう、どうして雲呑麺にトライしなかったんだろうと、ひかるくんと反省会。近いうちにまた行かなくちゃ。

ラーメン茂木ラーメン / 三軒茶屋駅西太子堂駅

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