車から降りると、まるで海外へ来たかのような、開放的でお洒落な庭が広がっていた。
千葉外房にある「Elias Garden」は、2016年にオープンしたばかりで庭も建物も隅々まで美しい。

ゴールデンウィークに行ったキャンプでアポがはしゃいでいた姿が忘れられず、早速次の旅行を計画してしまったのである。
今回は7人でわいわいと。友人夫婦の飼っているわんこ、パルくんも参加することになった。
前回のキャンプではひたすら地面の枯れ草を食べていたアポだったが、コテージであればもう少し穏やかに過ごせるのではないかと思う。

Elias Gardenにはコテージが3棟あり、私たちが宿泊したのはプルメリア棟だ。エキストラベッドを使用すれば、最大7人が宿泊できる。
7人分の荷物や食料を運び入れても、まだ充分なスペースがある。

オーナーさんが、電気のスイッチ位置や、庭の使い方などを説明してくれた。
室内には、犬用のゴミ箱や消臭グッズも置かれておりうれしい。

庭には大きなテーブルの置かれたウッドデッキと、煉瓦造りのグリルがある。
犬が出られないように周囲には柵が巡らせてあるので、犬がリードフリーで走り回る様子を食事をしながら眺めることができる。

Elias Garden内には大きなドッグランがあるが、この庭でも十分すぎる広さで、アポはひたすら楽しそうに走り回っている。
オーナーさんはパグを飼っているそうで、だからこそ作れるわんこフレンドリーなコテージなのだろう。

友人夫婦のわんこ、パルくんとは、早速険悪な仲になってしまった。
加減を知らないお子様なアポが興奮してわしゃわしゃじゃれかかるので、パルくんが引いてしまったのである。
懲りずに攻め続けるアポと、歯をむき出すパルくん。

二匹をいっぺんに放すとトムとジェリーのような追いかけっこが始まるので、どちらかを抱いておかざるを得なくなった。
でもみんなにいっぱい構ってもらえてよかったね、アポ。

Elias Gardenから車で15分ほどのベイシアで買出しをした。
今回、BBQグリルの使用と6kgの炭を予約しておいたので、後は食材とお酒を買うだけだ。

おなかが空いていたので、火を起こす前に軽くつまめるものがあればいいなあと思いお刺身を4パック買ったが、わりと好評だった。
暑い日中でもさっぱりと食べられるし、おなかがふくれすぎずこの後のBBQにも響かない。

ビールをがっぽがっぽとあけてから、いざBBQ開始。
火をうまくおこせず苦戦していたら、オーナーさんが颯爽と現れて助けてくださった。

7人もいるので、大量に購入した様々な肉をじゃんじゃん焼いていく。
多すぎるのではないかと思っていたがまったくそのようなことはなく、肉の盛り合わせもあっという間に完食。

シーフードも焼く。大きなホタテやイカ、ハマグリなど。

少し高いお肉も買ってしまった。
たっぷりのった脂が食欲をそそる。

まだまだ走り足りない様子のアポを連れて、ドッグランに行った。
広い場内を端から端まで駆け回るアポが微笑ましい。そんなに体力があったなんて、と驚いてしまう。
毎日30分ぐらいしかお散歩できていなくてごめんね。たまにはこうやって思い切り走らせてあげないと。

ボールをくわえて一生懸命こちらに走ってくるアポを見ていると、愛おしい気持ちがむくむく。

疲れると、木陰でびろーんと伸びるアポ。
生後6ヶ月なのにおっさんみたいだな。

6月頭の千葉は、陽が落ちるとまだ少し肌寒い。
残った野菜を焼いた後、室内に移動した。

夜のコンテンツは、ボードゲームだ。
7人で遊べる、「インサイダーゲーム」と「犯人は踊る」でひたすら盛り上がる。
特に、「犯人は踊る」はシンプルなルールと可愛い絵柄のカードが取っ付きやすく、大好評だった。
1ゲームあたり15分程度で終わるのだが、終わったらすぐに誰かがカードをシャッフルして次のゲームが始まる。

ろくにお酒も飲まずに熱中して、気づけば午前2時。
あまりの眠さに意識が切れ切れになっていて、倒れこむように就寝した。

食べて飲んで遊ぶ、そんなシンプルな旅行で、存分にリフレッシュすることができた。

ちなみに、東京からElias Gardenへ向かう道中には海ほたるや木更津アウトレットがあり、わんこ達の気分転換もしやすい。

木更津アウトレットは、ペット用品店こそ見つけられなかったが、犬を抱いて入れるお店が多くありがたい。
犬の水飲み場が用意された広い休憩スペースもある。

海ほたるは、最上階のデッキに犬の水飲み場がある。
海からの風が吹き抜ける気持ちのよい場所で、アポも大喜びだ。

初めて見た海、きれいだったかな?

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