三軒茶屋の美味しいラーメン屋さんとしてよく名前の挙がる臥龍。引っ越してきてから三ヶ月目、ようやくラーメンを食べに行くことができた。

店内には、ハートランドを片手におつまみをつついている人がちらほら。チャーシューや味玉などを単品で注文できるのだ。そしてラーメンでしめるだなんて、なんと贅沢な夜ごはんだろう。一人でしっぽりと飲んでいる人もいれば、二人で和気あいあいと楽しんでいる人もいる。

節約生活を送っている私は、ぐっとビールを我慢。帰ってからひかるくんと缶チューハイを飲むのだ。喉からひらひらと出る手を見て見ぬふり。



注文したのは鶏チャーシュー麺(850円)。白いスープと麺に、ねぎの緑がよく映えて綺麗。

スープを一口飲んで、「美味しい!」と隣のひかるくんに目配せする。ひかるくんも、うんうん、と頷く。

塩気は少なく、鶏由来の素朴な甘みが感じられる。鶏白湯らしいまろやかさはあるけれど、唇がべたつくようないわゆる「どろどろ系鶏白湯ラーメン」とは一線を画している。あっさりと楽しめるので、遅めの夜ごはんにぴったり。化学調味料不使用で軽めの味わいなのに、決して薄すぎないところも良い。

ひょろりと麺の上に横たわる穂先メンマが気に入った。しっとりとスープを吸って、やわらかい。

麺は、ざらりと少し粉っぽさの残る不思議な触感。ずっしり重く、スープによく絡む。

チャーシューは胸肉ともも肉を一枚ずつ楽しめる。もも肉はジューシーで、噛むと旨味が溢れ出る。胸肉はしっとりと仕上げられており、側面の胡椒がピリッと効いている。

すっかり満腹になってお箸を置いた。鶏白湯と聞いて反射的にライスを頼んだけれど、繊細な味わいのスープなので次からはライスなしでも良いかもしれない。ライスの代わりにビールかな。ひかるくんが食べたがっていた味玉をつまみにしよう、今度は。

臥龍ラーメン / 三軒茶屋駅西太子堂駅

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